Ask Studioでサムネイルをつくる手順とサムネイルの条件は、に YouTube の公式ヘルプ(YouTube でカスタム サムネイルを追加する)で確認した内容です。仕様は変わることがあるので、最新は公式ヘルプをご覧ください。
先に結論
- 「提案を取得」を1回押すと、3案が出ました。2回押して、案の名前(型)は2回とも同じ3つでした。
- 絵は1365×768のPNGでした。1280×720でも3840×2160でもありません。
- 絵の中の言葉は、動画の題名と字幕の言葉を使ったものでした。文字を指定して直すと、3回中2回は打ったとおりに入り、1回は最後の「見る」が抜けました。抜けた回も、答えの文は指定した見出しを配置したと書いていました。
- 「文字を大きくして」と頼むと、大きくなったのは見出しではなく、下の帯の字でした。見出しの幅はほぼ同じ(659px→668px)で、帯の字の幅は約1.7倍(524px→904px)になりました。
- 動画に映っている場面を、そのまま絵の材料にしていました。動画にない名前(「AI Thumbnail Gen」)やカード、英語の画面の文(誤字つき)も描き足していました。
どう試したか
Ask Studioは、YouTube Studioの中で質問や頼みごとを打てる機能です。ヘルプには、Ask Studioが動画の文字起こしとテーマを分析してサムネイルを提案すること、続けて頼めば直せること(例として、テキストを大きくする)が書かれています。 これを、サムネるのYouTubeチャンネルで公開している動画1本で試しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試した日 | 2026年10月28日 |
| 動画 | サムネるの使い方を見せる2分33秒の動画(題名「AIでYouTubeのサムネをつくる。文字を打つだけで、背景の絵まで変わる」)。声はなく、字幕と音楽だけ |
| 入り口 | パソコンのChromeでYouTube Studioを開き、「動画の詳細」のサムネイルの下にある「提案を取得」 |
| 頼んだこと | 「提案を取得」を2回。続けて、文字を大きくする直しを1回、文字を指定する直しを3回 |
| 測り方 | 出た絵をダウンロードして、大きさと文字を読んだ。字の範囲は、字の色の画素が入っている範囲を測った。時間は、画面の表示が変わった時刻で測った |
押すと何が起きたか
「提案を取得」を押すと、画面の右に「サムネイルを作成する」という会話が開き、「この動画のサムネイルを生成します。」という頼みが自動で送られました。 ヘルプには「公開ワークフロー内で」開くとありますが、公開したあとの動画の「動画の詳細」からも開けました。
待っている間は「この動画の詳細を取得しています」「サムネイルのスタイルを分析しています」「アセットを収集しています」「最適なオプションを選択しています」と表示が変わり、 「これには数分かかることがあります。」と出ました。チャットを閉じても、あとから同じ会話に戻れます。
答えは「動画のタイトルと実際の映像フレームをもとに、3つのサムネイルコンセプトを生成しました。」で始まり、3つの案それぞれに、英語の案の名前、日本語の説明、絵が1枚ずつ付いていました。 絵には「ダウンロード」と「コピー」のボタンがあります。会話の中に、そのままサムネイルに設定するボタンはありませんでした。
出てきた3案
| 案の名前 | 1回目の見出し | 2回目の見出し |
|---|---|---|
| Split-Screen Comparison | 「文字を打つだけ」 | なし(下の帯に「変えたのは「朝」と「夜」だけ。」) |
| Context Arrow Flow | 「文字で背景が変わる」 | 「文字を打つだけ!」 |
| UI Card & Feature Focus | 「AIで背景が自動生成」 | 「文字から背景を自動生成」 |
見出しは、どれも動画の題名の言葉を言い換えたものでした。1つ目の案の下の帯の文と「朝」「夜」の札は、動画の中の字幕と札と同じ言葉です。 2回とも案の名前は同じで、絵と見出しはちがいました。
1回目の1つ目の案
2回目の1つ目の案大きさと時間
ダウンロードした絵は10枚とも1365×768のPNGで、1枚1.18〜1.59MBでした。 ヘルプが挙げている解像度(3840×2160)より小さく、最小の幅(640px)と、スマホから上げるときの上限(2MB)には収まります。
| 頼んだこと | 答えの文が出るまで | 絵がそろうまで |
|---|---|---|
| 「提案を取得」(2回目・3枚) | 3分49秒 | 4分15秒 |
| 文字を大きくして(1枚) | 51秒 | 53秒 |
| 文字を「幅360pxで、先に見る」に(1枚) | 32秒 | 33秒 |
| 文字を「スマホの一覧で、読めるかを先に見る」に(1枚) | 56秒 | 58秒 |
| 文字を「キャンプ道具は3つだけ!」に(1枚) | 47秒 | 48秒 |
1回目の「提案を取得」は、正確な時間を測っていませんが5分以上かかりました。
文字を指定すると、3回中1回は最後の2文字が抜けた
続けて「1つ目の案の文字を「幅360pxで、先に見る」に変えて」のように頼み、見出しの文字を指定しました。
| 頼んだ文字 | 絵に入った見出し |
|---|---|
| 「幅360pxで、先に見る」 | 「幅360pxで、先に見る」(打ったとおり) |
| 「スマホの一覧で、読めるかを先に見る」 | 「スマホの一覧で、読めるかを先に」(「見る」がない) |
| 「キャンプ道具は3つだけ!」 | 「キャンプ道具は3つだけ!」(打ったとおり) |
「幅360pxで、先に見る」:打ったとおり
「…先に見る」:「見る」が抜けた抜けた回は、見出しが絵の幅のほぼいっぱい(1365pxのうち1251px)まで広がり、最後の「見る」がありませんでした。 それでも答えの文は「「スマホの一覧で、読めるかを先に見る」という見出しを大胆に配置したデザインです」と書いていました。絵を見ないと、抜けたことは分かりません。 試したのは3回だけなので、何文字から抜けるのかは分かりません。
文字を指定した3回とも、変わったのは見出しで、写真やカードの並びは元の案とほぼ同じでした(画素まで同じではありません)。
直す前(2回目の3つ目の案)
「キャンプ道具は3つだけ!」に変えたあと「文字を大きくして」で大きくなったのは、下の帯の字だった
ヘルプの例と同じく、どの字かは言わずに「1つ目の案の文字を大きくして」と頼みました。
直す前
「文字を大きくして」のあと| 字の範囲(幅×高さ) | 直す前 | 大きくしたあと |
|---|---|---|
| 見出し「文字を打つだけ」 | 659×81px | 668×91px |
| 下の帯の文 | 524×21px | 904×40px |
見出しの幅はほぼ同じで、下の帯の字が約1.7倍の幅になりました。答えの文は「上部の見出しテキストを極太かつ大サイズに変更した」と書いていました。
頼んでいないもの
- 動画に映っている場面を、そのまま材料にしていました。1つ目の案は、動画の中で朝と夜を並べた場面(2枚の作例・「朝」「夜」の札・字幕)とほぼ同じです。2回目の2つ目の案には、動画に映っているサムネるの入力画面が描かれていました。
- 動画にない名前とカードが入りました。2回目の3つ目の案の右下に「AI Thumbnail Gen」という名前があり、旅行・猫・宇宙・ゲームのカードが並んでいました。どれも動画にはありません。
- 英語の文に誤字がありました。1回目の3つ目の案には英語の画面が描かれ、「Background graphiccs from the text.」と書かれていました。
- 小さい文字は崩れていました。同じ案の中の小さいサムネイルの「初心者は3つだけ」は、崩れて読めません。頼んでいない小さい文字が崩れるのは、画像生成AIに日本語を描かせたときにも見たことです。
最初は絵が表示されなかった
1回目は、答えの文が出たのに絵が表示されませんでした(絵の読み込みが失敗していました)。ページを読み込み直し、会話の一覧から同じ会話を開き直すと表示されました。
試していないこと
- 声のある動画(ヘルプには、文字起こしとテーマを分析すると書かれています)
- 参照画像を上げて頼むこと
- できた絵をサムネイルに設定して、一覧でどう見えるか
- スマホのYouTube Studioアプリ
まとめ
- 「提案を取得」1回で3案。案の名前は2回とも同じ
- 絵は1365×768のPNG(1.18〜1.59MB)
- 絵の中の言葉は、動画の題名と字幕の言葉を使っていた
- 文字を指定すると3回中2回は打ったとおり。1回は最後の「見る」が抜け、答えの文は抜けたことを書いていなかった
- 「文字を大きくして」で大きくなったのは、見出しではなく下の帯の字だった