先に結論
- 顔出しなしで困るのは素材ではありません。言葉の並べ方です。
- 白紙から考えるとうまくいきません。よく効く言い方は9通りしかないので、そこから選びます。
- 文字が主役のときは、絵より先に言葉を決めます。 置き場所はそのあとで決まります。
顔がなくても成立する。素材がなくても成立する
解説動画のサムネイルは、文字が主役です。 人が写っていなくても、視聴者は言葉を読んで中身を判断します。 だから、顔出しをしないことはハンデになりません。
本当に手が止まるのは、「何を書けばいいか分からない」という一点です。 素材を探しに行っても解決しません。言葉が決まっていないから、絵も決まらないのです。

白紙から考えない。9つの言い方から選ぶ
毎回ゼロから文言を考えると、時間がかかるうえに出来が安定しません。 実際に効いた言い方を集めると、次の9通りにほぼ収まりました。 穴の部分を自分の言葉に置き換えるだけで、1本ぶんの文言になります。
| 言い方 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 数字を先に | たった◯つ | たった3つ |
| 問い → 即答 | なぜ◯◯?◯◯だけ | なぜ貯まらない?3か所だけ |
| 対比を1段に | ◯と◯ | 1万円と10万円 |
| 期限を数字で | 期限は◯ | 期限は12月31日 |
| 名指し | ◯◯な人へ | 越えられない人へ |
| 否定・禁止 | まだ◯◯? | まだ手入力? |
| 一人称の告白 | ◯を捨てた | メモを捨てた |
| 症状 → 原因 → 処方 | ◯が◯ない原因は◯今日から◯ | 読まれない文章原因は1行目今日から直せる |
| 「だけ」と言い切る | ◯◯だけ | 3か所だけ |
並んでいる形の段数に注目してください。 1段だけの言い方もあれば、2段・3段で成立する言い方もあります。言い方が決まると、必要な段数も決まります。だから言葉を先に決めたほうが早いのです。
それぞれの言い方で実際につくった1枚は作例集に並べてあります。なぜその言い方を選んだかも書きました。
具体的なモノの名前を入れる
これは実際に測って分かったことです。文言に具体的なモノの名前が入っていると、背景の絵も当たりやすくなります。
「壁」「越えられない」のような抽象的な言葉だけで組むと、 絵は言葉から離れていきます。 「三脚」「Excel」「ふるさと納税」のように目に見えるものの名前が入っていると、 絵もそこに寄ります。
AIに背景を描かせる場合はもちろんですが、自分で素材を探す場合でも同じです。 言葉が具体的であれば、探すべき絵も決まります。
置き場所は、段数から決める
言葉が決まったら、次は置き場所です。ここは単純で、使う段数に合うレイアウトを選ぶだけです (8つのレイアウトが文字をどこに置くかは「サムネイルの文字の置き場所」に地図があります)。
- 1段——短く言い切るとき。字がいちばん大きくなります。
- 2段——問いかけて答えるとき、対比を見せるとき。
- 3段——順を追って説明するとき。1段あたりは短くなります。
1段あたり何文字まで大きく出るかは、レイアウトごとに違います。 実測した表は「YouTubeサムネイルの文字数は何文字がいいのか」にあります。
人を出したいときは
顔を出さなくても、人の形があるだけで視線は集まります。 イラストやシルエットで十分です。
ここで一点だけ注意があります。実写風の人物は「この人が解説している」という誤解を生みます。視聴者はサムネイルから動画固有の情報を読み取るので、実在しない人が実写風で写っていると、裏切りになります。 イラストやシルエットは素材であることが一目で分かるので、 その誤解が起きません。
まとめ
- 言い方を9つから選ぶ
- 穴を自分の言葉で埋める(具体的なモノの名前を入れる)
- 段数に合う置き場所を選ぶ
- 幅360pxに縮めて、読めるか確かめる
この順でやると、絵から考えるより早く決まります。 絵は言葉のあとについてきます。