VTuberのサムネで、立ち絵をどこで切るか。頭身と切る位置で、一覧に出る頭の大きさを測った

全身の立ち絵をそのまま置くと、7頭身では頭が画面の高さの14%でした。頭の大きさは、見せる頭の数で決まります。

この記事の数値は に測ったものです。

先に結論

  • 全身の立ち絵をそのまま置くと、頭は小さく出ます。人物を画面の高さいっぱいに置いたとき、頭(髪の上から顎まで)は、7頭身で画面の高さの14%、 5頭身で20%、3頭身で33%でした。幅360pxの一覧では約29px・41px・68pxです。
  • 頭の大きさは、見せる頭の数で決まります。頭の高さは「人物を置く高さ ÷ 見えている頭の数」。7頭身を胸から上(頭2.3個ぶん)で切ると43%、 腰から上(3.4個ぶん)で29%になりました。
  • 切るほど人物は横に広がり、文字の場所が減ります。7頭身を胸から上にすると、人物が画面の横幅の4割ほどを占めました。
  • 引き伸ばさずに置くには、元の全身の絵の高さが「720px × 頭身 ÷ 見せる頭の数」要ります。7頭身を胸から上で使うなら約2,200px、3頭身なら約1,350pxです。

全身を収めるかぎり、頭は「頭身分の1」より大きくならない

サムネイルに全身の立ち絵を置くと、上は頭、下は足で、人物の高さは画面の高さまでです。 このとき頭は全身の高さの「頭身分の1」。7頭身なら画面の高さの7分の1より大きくはなりません。

頭を大きくしたければ、立ち絵を拡大して下を画面の外に出すことになります。 それは立ち絵を胸や腰の高さで切るのと同じことです。 写真でどう変わるかは「サムネの顔を大きくするには」に書きました。ここでは、写真より頭身の差が大きい立ち絵で、切る位置ごとに頭がどれだけになるかを測りました。

測り方

  • 人物:プログラムで描いた試験用の人形です。7頭身・5頭身・3頭身の3体。 頭(髪の上から顎まで)の高さを1として、体を頭身ぶん描きました。
  • 切る位置:頭の上から、頭いくつぶんで切るかで決めました。 胸から上は胸の少し下(7頭身で2.3個・5頭身で1.9個・3頭身で1.6個ぶん)、 腰から上は脚の付け根(3.4個・2.6個・1.95個ぶん)です。
  • 置き方:サムネるの「左に文字を置く型」と同じく、見えている人物の高さを画面の高さにそろえ、 上端を画面の上から6%に置きました。
  • 絵:背景はプログラムで描いた仮の絵、文字は「初配信!/はじめまして」です。 合成はサムネるの本番と同じ仕組みで行いましたが、どれも本番でつくったものではない実験の絵です。
7頭身・5頭身・3頭身の人形の全身を同じ高さに並べた図。左に頭の数の目盛りがあり、胸から上で切る線(頭2.3個・1.9個・1.6個ぶん)と、腰から上で切る線(3.4個・2.6個・1.95個ぶん)が引いてある
実験の絵。3体の全身を同じ高さに並べ、頭の数の目盛りと、胸(赤)・腰(青)で切る線を描きました。

頭の大きさ

スマホのYouTubeでは、サムネイルはおよそ幅360pxで並びます(理由は「スマホで読めるサムネイル」に書きました)。高さは約202px。その中で頭が何pxになるかも計算しました。

立ち絵と切る位置見えている頭の数頭の高さ(画面の高さに対して)幅360pxの一覧で
7頭身・全身714%約29px
7頭身・腰から上3.429%約60px
7頭身・胸から上2.343%約88px
5頭身・全身520%約41px
5頭身・腰から上2.638%約78px
5頭身・胸から上1.953%約107px
3頭身・全身333%約68px
3頭身・腰から上1.9551%約104px
3頭身・胸から上1.663%約127px

7頭身の全身では、一覧の中で頭が約29pxしかありません。同じ人形を胸から上で切ると約88pxで、3倍になりました。 3頭身は全身でも33%あり、7頭身を腰から上で切ったとき(29%)より大きく出ます。

同じ背景・同じ文字「初配信!/はじめまして」・同じ型のサムネイルを3枚並べた図。7頭身の人形の切り方だけが違い、左から全身・腰から上・胸から上。破線が頭の上端と顎で、頭は画面の高さの14%・29%・43%、幅360pxの一覧で約29px・60px・88px
実験の絵。7頭身の人形を、全身・腰から上・胸から上で置いた3枚。破線が頭の上端と顎です。
同じ背景・同じ文字・同じ型のサムネイルを3枚並べた図。3頭身の人形の切り方だけが違い、左から全身・腰から上・胸から上。頭は画面の高さの33%・51%・63%、幅360pxの一覧で約68px・104px・127px
実験の絵。3頭身の人形で同じように並べた3枚。

人物を置く高さは型によって違います。サムネるでは、下に文字を置く型は画面の高さの95%、上下に文字を置く型は80%に人物を置くので、 頭もそのぶん小さくなります(7頭身の胸から上で41%と35%)。

自分の立ち絵は「頭の数」で数える

表の数字は、見えている頭の数でほぼ決まります。人物を画面の高さいっぱいに置くなら、頭の高さは「1 ÷ 見えている頭の数」です。 頭の上から切りたい位置までに頭がいくつ入るかを数えれば、自分の立ち絵でも頭が画面のどれだけになるかが分かります。

  • 頭が2個ぶん見えている → 画面の高さの約50%
  • 3個ぶん → 約33%
  • 4個ぶん → 25%

猫耳や帽子のように頭の上に出ているものがあると、そのぶんも見えている高さに入るので、頭は少し小さくなります。

切るほど、人物は横に広がる

高さをそろえて置くので、下を切るほど人物は横に大きくなります。人形の横幅(腕を含む)が、画面の横幅の何%になるかを測りました。

  • 7頭身:全身 14% → 腰から上 28% → 胸から上 42%
  • 5頭身:16% → 31% → 43%
  • 3頭身:21% → 32% → 39%

サムネるの既定の型「左に大きく、下に小さく」では、いちばん大きい段の文字の枠の右端が、画面の左から77%です。 胸から上にすると人物の左端が62〜66%まで来て、枠の内側に11〜15%ぶん入りました。長めの言葉なら、末尾が人物にかかります。 髪にかかるのはよく、目にかかったらやり直す、という線をどう決めたかは「サムネイルの文字はどこに置くか」に書きました。

人形の横幅は、腕を含めて頭1.1〜1.7個ぶんです。腕を広げたポーズや、横に広がる髪の立ち絵では、もっと広くなります。

引き伸ばさずに置くには、元の絵はどれだけ要るか

立ち絵を胸から上で使うと、元の絵のうち使うのは上の一部だけです。その一部をサムネイルの高さいっぱいに置くので、 元の絵が小さいと引き伸ばすことになります。

YouTubeがパソコンのブラウザに配るサムネイルは、2026年9月15日に測ったとき最大1280×720でした(「サムネイルを4Kで上げる意味」)。そこで1280×720のサムネイルに、人物を高さ720pxいっぱいに置く場合で、引き伸ばさずに済む元の全身の絵の高さを計算しました。

立ち絵全身腰から上胸から上
7頭身720px1,482px2,191px
5頭身720px1,385px1,895px
3頭身720px1,108px1,350px

式は「720px × 頭身 ÷ 見せる頭の数」です。立ち絵のキャンバスの大きさを決めるときの目安になります。 人物を画面の95%や80%の高さに置く型なら、そのぶん小さくて済みます。

立ち絵で頭を大きくするには

  • 見せる頭の数を決めて、胸か腰の高さで切る。頭を画面の高さの半分ほどにするなら、見せるのは頭2個ぶんまでです。
  • ほかのツールで作るなら、立ち絵を拡大して下を画面の外に出す。全身から胸から上にするには、7頭身で約3倍(7 ÷ 2.3)、3頭身で約1.9倍(3 ÷ 1.6)です。
  • サムネるなら、立ち絵を登録するときに「下を切る」で切る位置を選ぶ。サムネに置いたときの見え方を見ながら決められます。やり方は人物の登録と、置き方にあります。
  • 切ったら、幅360pxで目に文字がかかっていないかを見る。

なお、頭を大きくしたほうが動画を見てもらえるかどうかは、ここでは測っていません。 測ったのは、切り方で頭が画面のどれだけを占めるかと、そのために要る元の絵の大きさだけです。

まとめ

  1. 全身の立ち絵をそのまま置くと、頭は画面の高さの7頭身で14%・5頭身で20%・3頭身で33%(幅360pxの一覧で約29px・41px・68px)
  2. 頭の高さは「1 ÷ 見えている頭の数」。7頭身を胸から上で切ると43%、腰から上で29%
  3. 切るほど人物は横に広がる。胸から上で画面の横幅の4割ほどになり、左の文字の枠に入る
  4. 引き伸ばさずに置くには、元の全身の絵の高さが「720px × 頭身 ÷ 見せる頭の数」要る。7頭身を胸から上なら約2,200px