推奨の解像度(3840×2160)とアップロードの上限(スマホから2MB・パソコンから50MB)は、に YouTube の公式ヘルプ(YouTube でカスタム サムネイルを追加する)で確認した内容です。仕様は変わることがあるので、最新は公式ヘルプをご覧ください。
先に結論
- 3840×2160で上げても、パソコンのブラウザに配られた最大は1280×720でした。YouTubeは5段階の縮小版を用意し、いちばん大きい候補を「1920×1080」と宣言していましたが、 実際に届いた画像は1280×720。上げた直後も、20分後も同じでした。
- 一覧に配られているのはもっと小さい。ホームの363×204pxの枠には720×404、関連動画の240×135pxの枠には336×188の画像が来ていました。4Kの情報はここには届きません。
- 公開動画11本の「最大」も全部1280×720。ホームに並んでいた11本のmaxresdefault.jpgは、11本とも1280×720で、 一覧用のhq720.jpgと同じファイルでした。
- それでも4Kで出す理由はあります。公式が推奨と書いている以上、合わせておきたい人はいますし、 将来大きく配られる日に備えるのは筋が通ります。ただしスマホからは上げられません(上限2MB)。
どう測ったか
「4Kで上げる意味はあるのか」は、視聴者に何が届くかを見ないと答えられません。 そこで、実際に3840×2160のサムネイルを上げて、YouTubeが配り返すものを読みました。
| 測ったこと | やり方 | 測った日 |
|---|---|---|
| 3840×2160を上げたときに、YouTubeが用意する候補 | 本番でつくった3840×2160のPNG(2.31MB)を、テスト用チャンネルの非公開動画にサムネイルとして上げ、 視聴ページが持つ候補の一覧(宣言された寸法)と、実際に届いた画像の寸法を、パソコンのChromeで読んだ | 2026年9月15日 |
| 一覧の枠に、どの大きさの画像が配られているか | ホームと視聴ページに並んだカードの表示寸法と、そこに読み込まれた画像の実寸を突き合わせた | 2026年9月15日 |
| 公開動画の「最大」の変種 | ホームに並んでいた公開動画11本のmaxresdefault.jpgとhq720.jpgを取り、寸法とバイト数を比べた | 2026年9月15日 |
| 4Kで描かせたときの時間と寸法 | 画像生成モデルに4K指定で5回描かせ、秒数と返ってきた寸法を記録した | 2026年9月3日 |
| 3840×2160のPNGのファイルサイズ | 本番で3840×2160でつくった3枚のバイト数を読んだ | 2026年9月8日 |
3840×2160を上げると、YouTubeは何を配るか
上げたのは、サムネるが本番でつくった3840×2160のPNGです(下の絵。文言は「画質で損してる/推奨サイズでつくる」)。 YouTube Studioは受け付け、動画の詳細画面にそのまま出ました。

上げたあと、ログインした状態で視聴ページを開き、 ページが持っているサムネイル候補の一覧を読みました。YouTubeは元の1枚から、次の5段階を用意していました。
| 候補 | 宣言された寸法 | 実際に届いた寸法 |
|---|---|---|
| default | 120×90 | 120×90 |
| mqdefault | 320×180 | 320×180 |
| hqdefault | 480×360 | 480×360 |
| sddefault | 640×480 | 640×480 |
| maxresdefault | 1920×1080 | 1280×720 |
いちばん大きい候補は「1920×1080」と宣言されています。 ところがそのURLから実際に届いた画像は1280×720でした。 上げた直後だけでなく、約20分後にもう一度読んでも同じです。 3840×2160はもちろん、宣言どおりの1920×1080すら、パソコンのブラウザには来ませんでした。
念のため、自分の動画だけの話ではないかを確かめました。 ホームに並んでいた公開動画11本について、公開されている最大の変種(maxresdefault.jpg)を取ると、11本とも1280×720。しかもそのファイルは、一覧用のhq720.jpgとバイト単位で同じでした。少なくともこの日、パソコンのブラウザから取れるサムネイルの上限は1280×720です。
一覧に配られているのは、もっと小さい
視聴者が最初に見るのは一覧です。そこで、一覧の枠に実際に読み込まれている画像の寸法を測りました。
| 場所 | 枠の表示寸法 | 配られた画像 |
|---|---|---|
| ホームの一覧(横長の動画8枚) | 363×204px | 720×404(6枚)/480×270(2枚) |
| 視聴ページの関連動画 | 240×135px | 336×188 |
枠の約2倍の幅の画像が配られています(高精細な画面のためだと思います)。 それでも720pxです。3840×2160で上げた情報のうち、一覧に届くのは横1/5ほど。一覧で目立つかどうかは、4Kかどうかでは決まりません。決めるのは、720pxや336pxに縮んだときに読めるかどうかで、その測り方は「サムネイルがスマホで読めるかは、幅360pxで確かめる」に書きました。
では、4Kで出す意味は無いのか
測れた範囲では、4Kで上げた効果を視聴者側で見つけられませんでした。 それでも「意味が無い」とは言い切りません。理由は3つです。
- 公式が推奨と書いている。公式ヘルプは「埋め込みプレーヤーのプレビュー画像としても使われるので、できるだけ大きく」と説明しています。 推奨と書かれれば合わせておきたい、という気持ちは自然です。
- 測ったのはパソコンのChromeだけ。テレビのアプリ、埋め込みプレーヤー、スマホのアプリで何が配られるかは測っていません。 大きく表示される場面で大きい画像が使われる可能性は残ります。
- 元が大きければ、あとから配り方が変わっても困らない。候補の宣言に「1920×1080」がある以上、いつか実体が追いつくかもしれません。
代わりに、はっきり効いてくるのがファイルサイズです。 本番でつくった3840×2160のPNGは、3枚で2.2MB・2.4MB・8.7MB。 スマホからの上限2MBを、3枚とも超えています(パソコンからは50MBまで)。 つまり4Kで出した1枚は、パソコンから上げる日のものです。 端末で上限が違う話は「サムネイルのサイズ」に、スマホだけで完結させたいときの流れは「スマホだけでサムネイルをつくる」にまとめました。
| 上げ方 | 大きさ | 理由 |
|---|---|---|
| スマホから上げる | 1280×720 | 3840×2160のPNGは2MBを超えて弾かれる。配られる最大は1280×720なので、失うものは見つからなかった |
| パソコンから上げる。推奨に合わせたい | 3840×2160 | 50MBまで通る。いま配られるのは1280×720だが、大きい場面や将来に備えられる |
| パソコンから上げる。迷う | 1280×720 | 一覧に届くのは720px。読めるかどうかのほうが先 |
4Kで描かせると、何が変わるか
AIに背景を描かせる側の話も、ひとつだけ。 画像生成モデル(Gemini 3.1 Flash Image)に「4K」で描かせると、返ってくるのは5504×3072で、3840×2160ではありません。「4K」はモデルへの入力の名前で、返る寸法ではないのです。 時間は5回のうち4回が29.8〜34.2秒で、2Kとほぼ同じ。1回だけ69.3秒でした。 詳しくは「AIでサムネイルをつくる」に書いています。
サムネるの「大きく出す」は、この5504×3072の背景に文字と人物を合成してから3840×2160に落としています。 小さく描いて引き伸ばすと文字の折り返しが変わることがあるので、大きく描いて縮める順番にしてあります。
今日からできること
- スマホから上げるなら1280×720。2MBに収まり、配られる最大と同じ大きさです。
- パソコンから上げて推奨に合わせたいなら3840×2160。50MBまで通ります。 ただし、いま視聴者に届く最大は1280×720だと知ったうえで。
- どちらでも、確認は幅360pxで。一覧に配られるのは720pxや336pxの画像です。 4Kにしても、一覧で読めない字は読めません。
- 右下は空ける。一覧の枠では再生時間の表示が右下を隠します。その大きさは「サムネイルの文字の置き場所」で測りました。
まとめ
- 3840×2160を上げても、パソコンのブラウザに届いた最大は1280×720。宣言は1920×1080、実体は1280×720
- 一覧の枠(363×204px)に配られるのは720×404、関連動画(240×135px)は336×188
- 公開動画11本の最大の変種も全部1280×720で、一覧用の画像と同じファイル
- 4Kで出した1枚は2MBを超え、スマホからは上げられない。パソコンから上げる日のもの
- 推奨に合わせたい理由は残る。ただし一覧で読めるかどうかは4Kでは決まらない